陽気病み? 腰痛、肩こり、関節痛
2013-05-30
季節の変わり目や、入梅時には、多くの患者さんに腰痛、頭痛、肩こり、関節痛の悪化が認められます。これって陽気病み?と聞かれること多いんですが、結構当たっています。
直接原因は自律神経のパニックと血行の悪化
そもそも、交感神経の作用で痛みが増すのは、筋肉や関節周辺では血管を収縮させ、血行が悪くなり、疲労物質がたまることが主因です。一方脳の血流は逆に増やすため、血管の拍動が主原因の肩こり、偏頭痛も起きやすくなります。さらに、痛いという感覚自体が交感神経を刺激して、悪循環になります。
陽気の変動、要は気圧の低下で基本的に副交感神経が優勢になりローテンションでけだるいところに、ヒスタミンの作用で交感神経への逆の指令も来るため、自律神経失調状態(要するにパニック)となる上に、ヒスタミンと交感神経のダブルの作用で血行が悪くなり、腰痛、頭痛、肩こり、関節痛などの痛みに対処できなくなるようです。 (続く)
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